
T4K・プレオルソってどんなもの?
T4K・プレオルソとは、口腔周囲筋の訓練(筋機能効果)を目的としたマウスピース型の矯正装置のこと。マウスピースを装着し、口の周りの筋肉と舌を鍛えることで正しい歯列へ導きます。間違った舌位置や口呼吸のような筋機能癖を正し、歯並びや顎の発達に良い影響を与え歯列を改善します。
T4K・プレオルソは通常矯正で治す100%の治療ではなく、実用的な80%の歯並びとかみ合わせを目指す画期的な治療法です。全体的に歯並びを平均値に誘導させます。


メリット
通常矯正よりも安価であること
装置が簡便で、メインテナンスも簡単にできること
しっかりと使えていれば通常矯正をする必要のない歯並びになること
歯医者さんにこまめに通う必要がないこと
通常矯正よりも辛くないこと(痛み・負担が少ない)
永久歯の抜歯をしないこと
骨格も正常範囲に近づけられること
装着が日中1時間と寝ている時だけでいいこと
ぽかん口がなくなること(虫歯になりにくい)
免疫力が向上すること(風邪をひきにくくする)
デメリット
子供のやる気次第であること(家族の協力が必要不可欠)
お母さん主体で進める必要があるので、お母さんのやる気も大事です
生涯の歯並びを保証するものではないこと
(遺伝的な成長で再度通常矯正が必要になることもある)
お口の周りの筋肉のトレーニングが毎日必要であること
中学1年生(大人の歯が生えるまで)くらいまで経過観察する必要がある為、矯正期間が長いこと
うつぶせ寝、頬杖、舌いたずらなどの悪習癖があると
良い結果がでないこと

あいうべ体操

舌と口をよく動かすと、自己免疫力が向上すると言われています。あいうべ体操は、舌の位置を改善し、口呼吸から鼻呼吸へと促してくれます。また、風邪・インフルエンザ・花粉症・アトピーなど様々な症状に効果を上げていることも証明されています。ぜひご家族みんなでやってみて下さい。
“あいうべ体操”で検索するとたくさん出てくるので、良かったら調べてみて下さい。その他の口腔周囲筋の訓練についてはメインテナンス時にお話しさせて頂きます。
舌の体操
普段の舌の位置ですが、舌の先が上の前歯のすぐ後ろの歯ぐきにつくのが正しいです。ここをスポットポジションといいます。
※前歯に舌が触れてはいけません
ここの位置に舌先をおくのに舌が丸まった感じや、頑張らないと舌が上がらない人は舌を上げる力が弱かったり、普段の舌の位置がスポットポジションより前にあって歯を押していると考えられます。食べ物や水を飲み込む時はもちろん、唾液を飲み込むたびに1日千回以上も舌が前歯を押すことになるのでだんだん前歯が出てきたりなどの影響があります。


タンタンタン
舌先をスポットポジションにつけ、その後舌全体を上顎に吸い上げます。タンッと音がするようにはなします。
吸い上げ・開閉口
舌先をスポットポジションにつけ舌全体を上顎に吸い付けたまま口を大きくあけたり閉じたりします。閉じた時にも唇はあけた状態をキープ。
T4K・プレオルソ・矯正についてのよくあるご質問
Q. なぜ日本ではあまり知られていないの?
日本では広告規制が掛かっている為、宣伝が出来ません。外国では、広告トラックが走るほどごく身近なものです。
Q. 治療期間は?
一般的に、上下の前歯が揃い始める6歳くらいから7番目の歯が生え揃う12歳くらいまでの時期と言われています。
Q. お手入れは?
毎回外した時に歯ブラシで軽くこすり、専用の容器に保管します。専用の洗浄剤もご用意してあります。
Q. はめるとどんな効果があるの?
装置が左右対称の形をしているので顎の関節の位置と歯の並びの関係を整えてくれます。また、お口の乾燥を防げるため、虫歯にもなりにくいです。
Q. 装着するのはいつ?
お家にいるときはできるだけ長い時間装着して頂くとより効果を得られます。就寝時のみの使用では治りにくいです。